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| Give it a try! ★生活指導計算 |
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松葉医院 松葉育郎
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健康運動指導士 鏑木ヒロミ |
| 松葉医院は、平成3年に開院。診療科目は内科、循環器科、胃腸科。食事・運動指導を重視する糖尿病治療が特色です。開業医での食事・運動指導はかなり制約が設けられますが、当院では、診療室の二階に大型テレビやテーブルなどが置かれた小ホールがあり、「フードモデル(理想の模型)」やストレッチマットなどが常備してあります。このスペースを活用し、食事・運動療法ともに月に5〜6回ずつ患者指導にあたっています。 今回は、当院での運動療法がどのように行われているか紹介していきます。 運動療法は、食事療法とともに糖尿病の予防・治療において、基礎固めをするとても大切なものです。運動を行うことにより、インスリン抵抗性の改善や肥満・高脂血症などをはじめ、筋肉の増強など数多くの効果があります。 この運動効果を、多くの患者に取り入れてもらおうと、初診時には医師、看護婦から、また栄養相談の指導時にも栄養士からも、運動療法の参加を積極的に呼びかけてもらっています。待合室には、“今の体力をチェックしてみませんか?”・“日頃の運動不足を解消しましょう!”などと書いたポスターを貼り、運動というと構えてしまう人にも気軽に参加してもらえるように工夫しています。 |
| ◆ 運動アドバイスをする際に実施している項目 ◆ 1.アンケート実施 2.体力測定にて現状把握 3.生活習慣記録機『ライフコーダ』を使用してのデータに基づいたアドバイス 4. 『たいむすたでぃ』というプログラムを使用して、聞き取りからのデータに基づいたアドバイス 5.消費カロリー測定機『カロリーカウンターアクティアV』やトレッドミルを使用してのウォーキングペースの確認 6.音楽テープ・ダンベルを使用しての実際の運動 7.リーフレットの配布 ※ 日常生活に浸透する運動アドバイスを心掛けています。 |
| 実施している項目を具体的に紹介していきます。 1.アンケート実施 初回、聞き取りにてアンケートをとります。患者の背景を把握し、今後の運動療法のやり方を決めていくのにとても重要な項目です。内容として、職業、勤務状況、余暇の過ごし方、運動に対しての関心度、過去・現在の運動の実施度、今後やりたい運動、運動に期待していること、そして既往歴などを聞いていきます。 これに身体状況、服薬状況などを追加して患者の運動アセスメント表を作ります。 2.体力測定にて現状把握 初めに、かならず実施するものとして体力測定があります。これは、患者さん本人にとっても今の体力を認識してもらうのに究めて有効です。また、この結果、患者さんのひとりひとりの優れている所、劣っている所などを、今後の運動アドバイスに生かしていきます。 この評価と初回にとったアンケートをもとにそれぞれの患者に適応した運動メニューを医師に見てもらい作成します。これには、運動の種類と強度,時間、頻度が提示されコメントを記入します。 3.データに基づいたアドバイス 運動アドバイスをする際に、患者さんの生活パターンや運動量、総消費量などを把握しておく必要があります。そのデータ収集として、患者さんからの聞き取りによるものと実際に歩数計をつけてもらったものを活用していきます。まず、患者さんからの聞き取りのデータは、『たいむすたでぃ』というプログラムを使用し、行動項目と時間を入力して、総消費量や各行動項目ごとの時間や消費カロリーをだします。 実際に歩数計をつけてもらうやり方として『ライフコーダ』という測定機を使用します。これに性別、年齢、身長、体重などの基礎データを入力し、普通の歩数計と同じように朝から晩まである期間つけてもらい、運動消費量や総エネルギー消費量を算出します。これは、加速度センサでとらえた2分ごとの運動強度や歩数、運動消費量などを6週間分記憶し、赤外線通信にてパソコンへ転送し分析できるようになっています。 アドバイスの効果をみるために、始めに今まで通りの生活をしてもらい、2〜3週間のデータをとります。日常生活のリズムが視覚的にとらえられ、運動の質と量の把握ができるこの測定機のプログラムの良さを生かし、データを取ったその場で、患者と話し合いながら、実際に行える運動パターンを模索し、これからの運動プログラムを作成していきます。その後、生活習慣に運動を取り入れるようアドバイスし、また2〜3週間のデータを取るやり方をしています。 4.ウォーキングペースの確認 効果的な運動の強度の把握として、ウォーキングを例にとってみると、歩行ピッチ音とカロリー測定で、より正しい質と量の運動が実践できる歩数計『カロリーカウンターアクティアV』という測定機やトレッドミルなどを利用しています。患者自身にペースをつかんでもらっています。ウォーキングの効果的な強度というと、一般的には1分間に歩く速度は、80mぐらいとされています。 5.音楽テープ・ダンベルを使用しての実際の運動 実際に体を動かしての指導も行っています。日頃の運動の目安になるのが目的です。音楽テープを使用してのリズム体操、ダンベル、ストレッチ、簡単な筋力トレーニングなどを取り入れています。 6.リーフレットの配布 手作りのリーフレットを使って、運動の大切さや効率の良いやり方などを指導しています。“いつでも、どこでも、ひとりでも!”を基本に、患者になるだけわかりやすく繰り返しアドバイスをしています。 以上が、当院で行っている運動指導です。 |
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今後も患者さんとの対話を多くとり、個々に合った運動プログラムを作成し、患者さんと共に運動効果の確認、反省、目標設定を繰り返し考えながら、より効果的な運動療法が実践されていくように努力を重ねていきます。 |